ワールドシリーズのポジション別対決はロイヤルズがジャイアンツに勝利 青木宣親はメジャーを代表する相手右翼手を上回れるか

ロイヤルズが全16部門で9勝を挙げる

 青木宣親外野手が所属するア・リーグ王者のロイヤルズと、ナ・リーグ王者のジャイアンツによるワールドシリーズ(WS)は、21日(日本時間22日)に開幕する。第1戦はロイヤルズの本拠地カウフマンスタジアムで、午後7時(同午前9時)プレイボール。決戦を目前に控え、MLB公式サイトでは、ポストシーズン(PS)恒例となっているポジション別対決の特集を行った。16部門に分かれた独自の分析では、9勝6敗1分でロイヤルズが快勝している。

 29年ぶりの出場ながら、大リーグ記録となる同一PS無傷の8連勝と圧倒的な勢いにのるロイヤルズと、最近5年で3度目のWS進出となったジャイアンツ。ワイルドカード同士の対戦は、2002年のエンゼルス―ジャイアンツ以来史上2度目で、勢いに乗る両チームの激突となる。

 特集は内野からスタートする。キャッチャー部門では、ジャイアンツのスター選手であるバスター・ポージーが勝利。24歳にしてメジャー屈指の捕手へとなりつつあるロイヤルズのサルバドール・ペレスを上回った。エリック・ホズマーとブランドン・ベルトの対決となったファースト部門は引き分け。ロイヤルズのホズマーはPSで神懸かり的な打撃を見せているが、ブランドン・ベルトも印象的な活躍を見せている。

 セカンド部門は乗っているジャイアンツのルーキー、ジョー・パニクが勝利。ロイヤルズのオマール・インファンテは好守備を連発しているが、PSでは打撃で苦しんでいる。サード部門は、PSに強いジャイアンツのパブロ・サンドバルが、PSで4本塁打のマイク・ムスタカスよりも上との評価。ショート部門では、1番に座ってから好調を維持するロイヤルズのアルシデス・エスコバーが、ブランドン・クロフォードを抑えている。

 内野は1勝3敗1分けでロイヤルズの敗北となった。

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