ロイヤルズ監督の強攻策が裏目 代打・青木の併殺に「2点を取りにいくつもりだった」

「ノリは我々にとって重要なヒットを打ってきた」

 ロイヤルズのネド・ヨスト監督が25日(日本時間26日)のジャイアンツとのワールドシリーズ第4戦の6回に代打で起用した青木宣紀外野手のダブルプレーについて、「2点を狙いにいった」と強攻策の意図を主張した。

 4-11と大敗し、2勝2敗のタイとされた試合後、記者会見に出席した指揮官は青木の代打の場面でバントの選択肢はなかったのかとの質問を浴びた。

 それに対して「ノリは我々にとって重要なヒットを打ってきた。私は(次打者の)エスコバルにバントさせるつもりでいた。あの場面で私は1点を狙ったわけではない。2点を取りにいくつもりだった。ノリはフィールドのどこにでもボールを飛ばせる。我々はそれを期待していたが、彼はファースト正面に打ってしまい、結果、ダブルプレーとなった」と説明した。

 この日、2試合連続で先発落ちとなった青木が代打に送られたのは4-4に追いつかれた直後の6回表。先頭の8番ダイソンがライト前ヒットを放ち、無死1塁で場面で打席に立った。ここまでWS7打数無安打に終わっていた青木としては何とか結果を残したいシーンだったが、右腕ペティットの2球目を引っ張った打球はファースト正面へ。痛恨の併殺に倒れた。

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