現地メディアが青木のタイムリーを称賛 「5つの鍵となる瞬間」に選出

「ピービーをノックアウトした」

「青木はまさに偉大な打席だった。2ストライクからの2度のカットボールを含めて、4回ファウルで粘った。ピービーが1ボール2ストライクから投げたファストボールを、青木は巧みに逆方向に打ち返した。パブロ・サンドバル三塁手の横を抜ける強烈なヒットで2-0とし、満塁のチャンスを保ち、ピービーをノックアウトした」

 特集では青木の打撃をそう称えている。

 ピービーには不運もあったようだ。第3戦のダグアウトでファウルボールをキャッチした際に親指を打撲。ピービー自身は大丈夫だと主張していたが、トレーナーや投手コーチらと親指の状態を話し合う場面もあったという。記事ではその負傷がロイヤルズ打線に連打を許した一因となっているとも分析している。

 また、ピービーはジャイアンツでのレギュラーシーズンで12試合に先発し、防御率2・17と好成績を残していたが、特集記事ではその防御率に対して奪三振率が低かったことに着目。スピードを武器に単打を重ねて得点を奪うロイヤルズに対して、ピービーの打たせて取る投球がはまらずに早期の降板につながったという見方を示している。

 この日までWSでヒットを打てず、「悔しい思いをしていた」と話した青木。4試合ぶりの先発で見せた“会心の一撃”は地元メディアからも高く評価されている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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