田中将大が来季「ローテーションの一番手」 ヤンキースはエース級の獲得に動かない方針!?

マッカーシー、ハメル、カプアーノがターゲットか

 一方、ヤンキースでは今季、黒田博樹投手が唯一先発ローテーションを1年間通じて守り抜いたが、田中は右肘靭帯部分断裂で2カ月以上離脱。CC・サバシア投手も膝の手術を受け、イバン・ノバ投手は右肘靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)でシーズンの大半を故障者リストで過ごした。

 さらに、マイケル・ピネダ投手は松ヤニを使用した不正投球による出場停止処分と広背筋の肉離れで長期離脱。今季限りで契約満了となり、FAとなった黒田以外の先発陣が健康上の不安を抱えている。先発ローテーション上位を任せられる投手はそろってはいるが、何が起こるかは分からない状況だ。

 ここ20年で初めて2年連続でプレーオフ進出を逃したこともあり、シャーザーやレスターは必要な人材にも思える。ただ、毎冬、大型補強を繰り返してきたヤンキースは、エース級のFA投手に7~8年の長期契約で獲得することのリスクも感じ始めているようだ。2009年シーズンから加入し、長期契約を結んだサバシアの2013年シーズン以降の著しいパフォーマンス低下も、その要因かもしれない。

 特集では「ヤンキースはマサヒロ・タナカが昨季、数か月離脱を余儀なくされた右肘の状況を乗り越え、ローテーションの一番手を担い、イバン・ノバが肘の手術から来年の前半戦に復帰することを願っている。CC・サバシアは膝の手術から復帰するなど、ヤンキースは彼らの復活に頼ることになる。マイケル・ピネダと将来性のあるピッチングを見せた2014シーズンのルーキー、シェーン・グリーンがローテーション入りするものと期待している」と分析。名門はリハビリを乗り越えた田中に来季の大黒柱として大きな信頼を寄せ、エース級の獲得を見送るようだ。

 その代わりに、シーズン中にダイヤモンドバックスからヤンキースに移籍後、力投を続けたブランドン・マッカーシー投手との再契約、カブスからアスレチックスにトレード後、不振をかこったジェイソン・ハメル投手の獲得に動く方針で、先発ローテーション3番手レベルのタレントとの契約を目指しているという。今季途中にロッキーズからトレードで獲得した左腕クリス・カプアーノ投手との再契約にも興味を示している模様だ。

 田中は今季、20試合に先発して13勝5敗で防御率2・77という優秀な成績を残した。来季、3年ぶりのプレーオフ進出を目指す名門のエースに相応しい堂々たるピッチングを期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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