ヤンキースGMが黒田博樹の現役続行を予想 「続けないとしたら驚き」

ヤンキース残留は黒田の決断と条件面次第

 ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが今季限りでチームと契約満了となり、フリーエージェント(FA)となった黒田博樹投手に関して現役続行となる見通しを語っている。地元紙ニューヨーク・デイリーニューズのマーク・フェインサンド記者が自身のツイッターで伝えている。

 10日(日本時間11日)からメジャーリーグ全30球団のゼネラルマネジャー(GM)が出席するGMミーティングが米アリゾナ州フェニックスでスタート。同会議に出席したヤンキースの強化責任者はまだ黒田から去就について聞いていないとした上で、「もしも彼が現役を続行しないとなれば、それは驚きだ」と語ったという。

 来季の去就が注目されている黒田は今年32試合に先発し、11勝9敗で防御率は3・71と安定した成績を残した。一方、球団側は今季負傷者続出のヤンキース先発陣においてただ1人ローテーションを守り抜いた右腕に対し、クオリファイング・オファー(QO)を提示しなかった。

 安定感抜群のベテラン右腕はヤンキースにおける去就も不透明なままだが、チームへの残留についてキャッシュマンGMは「それはいつ彼が(現役続行を)決断するか、そのためにどれくらいの年俸を我々が支払えるのかにかかっている」と語っているという。現在、自身の去就について熟慮中と見られる黒田の決断が注目される。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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