阪神・巨人連合が猛追も一歩及ばず MLB選抜が打線爆発で日米野球白星発進

阪神・巨人連合、9回1死満塁のチャンスも逆転ならず

 日本プロ野球80周年記念試合の阪神・巨人連合―MLBオールスターチーム(MLB選抜)が11日、甲子園球場で行われ、MLB選抜が8-7で勝利を飾った。

 阪神・巨人連合は能見(阪神)、MLB選抜はカプアーノ(ヤンキース)が先発。

 能見は初回、1死から2番カノ(マリナーズ)にライトへヒットを許すも、3番ロンゴリア(レイズ)をサードへの併殺に仕留める。さらに2回は4番サンタナ(インディアンス)、5番プイグ(ドジャース)、6番モーノー(ロッキーズ)を三者連続三振に切って取った。

 一方、カプアーノも上々の立ち上がりを見せる。初回は2死から3番坂本(巨人)に四球を与えたものの、2回までノーヒットピッチング。3回2死から9番大和(阪神)に初ヒットを許すも続く亀井(巨人)を三振に仕留めた。

 MLBは4回、阪神・巨人連合3番手の岩崎(阪神)を攻める。先頭の1番エスコバル(ロイヤルズ)がセンター前ヒット。カノもレフト前ヒットで続き、ロンゴリアが四球で出て無死満塁。続くサンタナのサード併殺の間に1点を先制。さらにプイグがライト前に運び、この回2点を奪った。

 さらに5回、4番手の江柄子(巨人)にも襲いかかる。1死から8番カーター(アストロズ)が死球で出塁すると、9番ファウラー(アストロズ)がセンター前ヒット。エスコバルが内野安打で続き、またも満塁のチャンスを迎える。ここでカノは見逃し三振に倒れるも、ロンゴリアがバックスクリーン右に圧巻の満塁弾。リードを6点に広げた。

 6回には5番手秋山(阪神)から7番ペレス(ロイヤルズ)がバックスクリーンにソロ本塁打を放ち、加点。

 その裏の攻撃で阪神・巨人連合もようやく反撃する。MLB選抜3番手の左腕チョート(カージナルス)に対し、1死から大和が四球で出ると、2死となった後、2番上本(阪神)がレフト線にタイムリー2塁打を放ち、1点を返した。

 MLB選抜は7回先頭のファウラーが6番手の高木(巨人)からバックスクリーンにソロ弾を放ち、再び7点差とするも、阪神・巨人連合も粘る。その裏の攻撃で相手4番手のモラレス(ロッキーズ)を攻め、1死1、2塁から大田(巨人)が右中間に2点タイムリースリーベース。さらに小林(巨人)のサードゴロの間に1点を追加。

 その後、大和がヒットで出塁すると、狩野(阪神)が左中間へタイムリーツーベース。続く上本もセンター前にタイムリーヒットを放ち、この回6本のヒットで一気に5点を奪った。さらに8回2死2塁から大田が放った打球をショートのアルテューベが後逸。土壇場で1点差に迫った。

 9回にも1死満塁とチャンスを作ったが、あと一本が出ず。MLB選抜が1点差を死守し、来日初戦で勝利。12日にはいよいよ侍ジャパンとの第1戦(京セラドーム大阪)に挑む。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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