スタントンが12年総額371億円で契約延長か 成立すればプロスポーツ史上最高の大型契約に

高騰するマーリンズ主砲の契約額

 MLB史上最高の大型契約となる可能性が浮上しているマーリンズのジャンカルロ・スタントン外野手(25)に関して、さらなる衝撃の条件が浮上している。10年総額3億ドル(約348億円)規模となる見通しを報じていた米テレビ局「フォックス・スポーツ」電子版が続報を掲載。「ある情報筋によると、契約は12年総額3億2000万ドル(約371億円)程度になる」と伝えた。

 今季打率2割8分8厘、本塁打37本、105打点という成績を残したスタントンはナ・リーグ本塁打王に輝いた。2016年シーズンまで契約を残す25歳のスラッガーに関して、破格の条件での契約延長が浮上しており、米複数メディアが総額3億ドル規模となる見通しを報じていた。

 これまでのメジャー史上最高の契約はタイガースの強打者ミゲル・カブレラの10年2億9200万ドル(338億円)。スタントンの契約はプロスポーツ史上最高額となる可能性が出てきているが、この契約については懐疑的な見方も出ている。米テレビ局「CBSスポーツ」電子版は「問題は、この契約がマーリンズにとって理にかなっているかどうか、だ。1人の選手にそれほどの給料を約束するのは理にかなっているのだろうか?」とし、球団側は2012年以降、選手の総年俸を4500万ドル(約52億円)から5000万ドル(約58億円)程度に抑えてきたことを紹介している。

 今季開幕前にドジャースのクレイトン・カーショー投手が7年総額2億1500万ドル(249億円)という投手史上最高額で契約を延長。史上初めて平均年俸で3000万ドル(約34億8000万円)を突破した。果たしてスタントンの契約はどのような規模に決着するのだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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