岩隈久志を残留させつつ打線を強化？　マリナーズが人気のFA外野手に興味

駒不足の外野手補強へ、カブレラ獲得が浮上

　積極補強を続けるマリナーズが、さらなる動きを見せている。ブルージェイズからフリーエジェント（FA）となったスイッチヒッターのメルキー・カブレラ外野手に興味を示していると、地元紙ニュース・トリビューンが報じた。

　マリナーズはすでにオリオールズからFAとなっていた今季の本塁打王、ネルソン・クルーズを獲得。ただ、さらに駒不足の外野手を補強すると見られており、依然として、米メディアの間では岩隈久志投手の名前がトレード候補に挙がっている。

　ただ、ジャック・ズレンシックGMはすでに、フェリックス・ヘルナンデス投手と先発の「2枚看板」を形成する右腕の放出を否定。確かに、FAのカブレラを補強できればトレード要員は必要はなく、岩隈を放出せずに補強が可能となる。

　当初、マリナーズは右打ちの外野手を補強ポイントに挙げていた。ただ、今週初めの時点で、ズレンシックGMはこう話していたという。

「必ずしもその（右打者である）必要はない。スイッチヒッターは素晴らしいよ。確かに右バッターがいいが、いい打者を見過ごすつもりはない」

　FA市場に残る大物野手に対しての興味が大きくなっているのは間違いないようだ。