田中将大らとトリプルエース体制? ボラス代理人がヤンキースにシャーザー獲得のススメ

FA最大注目投手の獲得を名門に猛プッシュ

 今オフのフリーエージェント(FA)市場で最大の目玉となっているマックス・シャーザー投手と契約するスコット・ボラス代理人が、潤沢な資金力を誇るヤンキースに対して、高値買取をするよう猛プッシュを開始した。不安を抱える現在の先発投手陣の補強策として、昨年のサイ・ヤング賞右腕獲得を呼びかけていることを地元紙ジャーナル・ニュースが報じている。

 2年連続でプレーオフ進出を逃したヤンキースの今オフの動きは、例年に比べて静かなものとなっている。12月に入り、オリオールズからFAとなっていた中継ぎ左腕のアンドリュー・ミラー投手を4年契約で獲得。今季限りで現役引退したデレク・ジーター内野手のショートの後継者候補として、守備に定評のあるディディ・グレゴリアス内野手をダイヤモンドバックスから三角トレードで加えた。

 一方で、グレゴリアス獲得のために、次代のエース候補シェーン・グリーン投手をタイガースに放出。さらに、昨季限りで引退したマリアノ・リベラ投手の後釜として活躍した生え抜きのクローザーのデビッド・ロバートソン投手はホワイトソックスにFAで去った。

 そんな中、地元メディアは年俸総額2億ドル(約237億円)の大型契約成立を狙っているというシャーザーをヤンキースが獲得に乗り出す可能性を報じているが、具体的な動きはまだない。

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