青木宣親の後釜獲得は最低の補強? 米メディアがロイヤルズの補強を酷評

今季は低調だったリオスに年俸13億で「正気か?」

 今季は不振のレンジャーズで131試合に出場。高温乾燥というテキサスの気候から打球が飛びやすい「ヒッターズパーク」の本拠地で、打率2割8分、4本塁打、54打点の成績に終わっている。

「リオスが来季、復調すると賭けて獲得することは悪いアイデアではない。彼は自身のキャリアで平均15本塁打、70打点が可能であることを証明している。だが、1100万ドル(約13億円)も支払って? 正気か?」
 
 記事では、ロイヤルズがFA市場でさして人気のなかったリオスを適正価格からはかけ離れた高額条件で獲得したことを疑問視している。

「(今オフに獲得した)リオス、ケンドリー・モラレス、エディソン・ボルケスの3人にロイヤルズは2950万ドル(約35億円)も支払うことになるが、それなら、なぜ(タイガースからFAとなった)マックス・シャーザーを獲得しないのか。もしくは、マリナーズとのクルーズ争奪戦やホワイトソックスとのカブレラ争奪戦を制することもできたはず。リオスに対しては年俸500万ドル(約6億円)に加え、達成ボーナスという条件なら理解もできる。だが、今年の成績のリオスに対してこの契約はとんでもない」

 寸評では青木の後釜との契約内容を過払いと酷評している。

 ワースト2位は、ロッキースからFAとなっていたブレット・アンダーソン投手のドジャース加入。寸評では、故障に悩まされ、過去3シーズンとも45イニング以上を投げることができなかったアンダーソンに対して、年俸1000万ドル(約12億円)は市場価格から大きく乖離していると分析。だが、アスレチックス時代の(11勝を挙げた)2009年、(防御率2.80だった)10年シーズンのような健康とポテンシャルを取り戻せるのなら、大当たりの補強になるとも指摘している。

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