イチローがレッズの補強候補に 左翼の補強が急務

「イチローはベテランの存在感をもたらすこともできる」

 2番目にはレンジャーズからFAとなったマイク・カープ、3番目にはブルージェイズからFAとなったコルビー・ラスマスの名前が挙がり、4番目に登場するのがイチローだ。

「彼の年齢を考えると、イチローがシンシナティでシーズンを通じてレギュラーを務めることはなさそうだが、長期的な契約を結ぶ必要性はない」

 寸評では、41歳のイチローを単年契約で獲得できることに利点があると指摘。青木と同様に、財布のひもを締めているレッズには効率的な補強になると見ている。限定的な起用になる可能性もあるとしているが、それは本人のパフォーマンス次第と言えそうだ。

「彼は昨季、打率2割8分4厘を打ったが、一塁を奪う(ヒット)のみ。本塁打、打点、出塁数もキャリア最低だった。だが、41歳で、彼はスプリングチキン(青二才)ではない。彼はまだまだ使えるメジャーの外野手だ。若きスピードスター、ビリー・ハミルトンを擁するシンシナティのクラブハウスにとってベテランの存在感をもたらすこともできる」

 長打力に欠けていることを指摘しながらも、イチローがまだメジャーで一線級の力を持っていると分析。その偉大なキャリアが、同じ外野手のハミルトンを初めてとして、レッズのチーム内に大きな影響をもたらすことも伝えている。

 イチローに続く5位には、アスレチックスからFAとなったジョニー・ゴームスの名前が挙げられた。

 大物外野手の去就が決まり、FAでの補強となると、レギュラークラスの実力がある選手の候補は絞られている。少ない椅子を巡り、イチローと青木の名前が一緒に挙がることは、これから増えてきそうだ。ただ、2人の名前がマーケットの中心に出始めていることは間違いない。去就決定に向けて確実に動き始めている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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