イチロー去就、初の越年が現実味 移籍有力球団はトレード交渉優先

獲得に興味を示していると報じられたのはオリオールズ、レッズのみ

 ヤンキースからフリーエージェント(FA)となっているイチロー外野手の去就が、なかなか決まらない。米国はクリスマス休暇に突入することから、移籍先決定は初の越年となりそうだ。

 交渉の長期化が41歳の外野手の厳しい立場を表している。今オフは大物FA外野手が次々と契約を結び、残っているレギュラークラスは青木宣親、コルビー・ラスマスら、わずかになった。それでも、現時点でイチロー獲得に興味を示していると報じられたのは、オリオールズとレッズくらい。当初、有力候補と見られていたパドレスは外野が飽和状態にあり、可能性は薄い。

 そして、そのオリオールズがデルモン・ヤングと再契約を結ぶと、複数の米メディアが24日に報じた。オリオールズは今季の本塁打王ネルソン・クルーズと、ニック・マーケイキスのレギュラー外野手2人がFAで退団。右打ちのヤングに加え、もう一人の左打ち外野手が必要だが、地元紙ボルティモア・サンはパドレスのセス・スミス、ウィル・ベナブルをターゲットにトレード交渉していると伝えた。

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