ダルビッシュがレッドソックスのエースに? 地元紙が来季途中のトレードの可能性に言及

「先の話にはなるが、可能性はある」ダルビッシュのトレード

「(ダルビッシュに関しては)1位から3位と同じ答え(皆無)を出したい誘惑に駆られたが、(トレードの)一縷の望みはあると見ている。レンジャーズには貴重な若手の資産が少ない上に、ロースターには疑問符ばかりがつきまとうベテランが多い。現時点で、ア・リーグで下から3番目の成績になると予想されている」

 記事ではこう指摘。レンジャーズは今年、悪夢のような故障者が続出。補強の目玉だったプリンス・フィルダー内野手、秋信守外野手がいずれも不振に陥り、手術で戦線離脱するなど主力に不運が重なった。

 ダルビッシュも右肘の炎症で8月上旬に故障者リスト入り。ロースターのメンバーは次々に入れ替わる事態となり、年間公式戦出場選手数でメジャー記録を更新するに至った。名将の誉れ高かったロン・ワシントン前監督も家庭の事情で退任。来季は離脱者が出揃うはずだが、レンジャーズは依然として厳しい戦いを強いられると予想されている。

 2012年から6年契約を結んでいるダルビッシュだが、特集ではこの厳しいチーム事情がエースに関する方針に変化をもたらす可能性があると分析。

「ジョン・ダニエルズGMは2018年まで契約を残しているが、もしも、序盤戦で出だしが鈍いようならば、チームを一度解体して、逃亡を決断するだろう。先の話にはなるが、可能性はある。来年7月に」

 記事ではそう報じており、来季のチーム状況次第で、ダルビッシュがトレードされる可能性を指摘している。

 5位はインディアンスで今年のサイ・ヤング賞に輝いたコーリー・クルーバー投手(WAR4・1)。寸評では「年間予算のやりくりが、綱渡り状態のインディアンスでゼロとは言い切れないが、サイ・ヤング賞投手をトレードに出すのはクラブのブランディングにおいて得策ではない」と現実的ではないと指摘している。

 6位はタイガースのデビッド・プライス投手(WAR4・0)。寸評では、すでにタイガースが先発の一角のポーセロをレッドソックスと引き換えで放出したために、これも限りなくありえないと分析している。しかも、レイズ時代のプライスがレッドソックスの主砲のデビッド・オルティスにデッドボールを当ててから、メディアを通じた対立に発展した過去もある。

 また、強豪タイガースが2015年に崩壊する可能性がわずかながら存在するとしながらも、強敵のいないア・リーグ中地区で7月にはプレーオフ確定が目前な状況となると予想。現実的にプライス獲得の可能性が出てくるのはフリーエージェントとなる来年オフになると見ている。

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