田中将大がNYの人気スポーツ選手3位に 「見逃してはいけない劇場」

地元メディアが選出、1位は今季限りで引退したスーパースター

 ヤンキースの田中将大投手が、世界の大都市ニューヨークのスポーツ界で3位の人気者に選出された。ESPNが「ニューヨークで最も愛されているスポーツ選手トップ10」の特集を組んでいる。

 1位は惜しまれながら今季限りで現役を引退した元ヤンキースのデレク・ジーター。寸評では、今季遠征先のすべてのスタジアムで試合前に引退セレモニーが行われたキャプテンについて以下のように説明している。

「デレク・ジーターは2014年に王者のように去り、ファンはすべての瞬間を享受した。前キャプテンは2014年2月にピンストライプでの最後のシーズンとなることを発表した。平均以下のシーズン成績だったが、ジーターの引退ツアーはどの球場も満員とした」

 ヤンキースの黄金時代を支えた主将の引き際を一目見ようと全米の野球ファンがスタンドに足を運んだ。そして、9月25日のオリオールズとの本拠地最終戦の9回裏1死2塁で放った劇的なサヨナラ安打についても特筆している。

「ヤンキースタジアムで魔法のような最終打席を迎えた。サヨナラ安打を放ち、歴史に残る勝利を地元にもたらした」

 この試合は、広島への復帰が決まった黒田博樹投手のヤンキースでの最終登板だった。8回3安打2失点無四球という素晴らしいピッチングだったが、守護神デイビッド・ロバートソン(FAでホワイトソックスに移籍)が3点差を追いつかれ、黒田は白星を失っていた。だが、結果的にロバートソンの大量失点がジーターの伝説のヒットを生み出した。

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