日本復帰の黒田と松坂に米記者が言及 明暗分かれた評価

地元紙の評価では明暗を分けた2人、日本での結果はどう出るか

 一方、松坂は2006年、西武からボストン・グローブ紙の地元ボストンに本拠を置くレッドソックスに5111万1111ドル11セント(当時のレートで約60億円)の落札額で移籍。2007年のワールドシリーズ優勝に貢献し、2008年には18勝3敗、防御率2.90、154奪三振と大活躍したが、2011年に右ひじの手術を受けるなど不運にも見舞われ、その後、成績を落としていった。

 昨季、メッツではマイナーで開幕を迎えたが、4月16日にメジャー昇格。先発、中継ぎ、クローザーの3役をこなし、3勝3敗3ホールド1セーブ、78奪三振、50四球、防御率3.89という成績を収めた。

 オフにFAとなると、先発にこだわり、日本球界復帰を決断。12月4日にソフトバンク入団が発表された。ただ、カファルド氏は「Dice-K」の愛称でかつてボストンを賑わせた怪物が、今季も米国に残留するという選択をすれば、メジャー球団からのオファーはなかったのではという厳しい分析をしている。

 地元紙の評価では明暗を分けた2人だが、メジャーでの経験を糧に、日本ではどんなピッチングを見せてくれるのだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY