青木宣親に現時点で「市場4位」の評価 長引く去就問題の決着はいつ?

「青木が2012~13年シーズンの姿を取り戻すと信じるチームは、おそらくすぐに食いつくだろう」

 寸評では、青木とラスマスのプレースタイルについて、このように分析している。ランキングではラスマスが1つ上にいるとはいえ、2人に大きな差がある訳ではないという。セイバーメトリクスの指標の1つであるWAR(Wins Above Replacement)を使い、以下のようにも指摘している。

「彼らは同じような価値を持つ。青木は過去3年間でWAR7.5、ラスマスはWAR7.3を異なる方法(スタイル)でマークしてきた。青木が2012~13年シーズンの姿を取り戻すと信じるチームは、おそらくすぐに食いつくだろう」

 WARとは打撃、守備、走塁、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標で、そのポジションの代替可能選手と比較し、どれだけ勝利数を上積みしたかを表す。青木はブルワーズ時代の2年間でWAR3.4、3.1をマークしており、ロイヤルズに移籍した昨季は1.0と大きく数字を落としている。

 ロイヤルズのネド・ヨスト監督の起用法により、ゲーム終盤に守備固めや代走を送られて途中交代することが多かったことも青木のWARが下がった原因と見られる。ただ、ブルワーズ時代と同じような数値をたたき出せるなら、欲しいチームはいくらでもあるという見解を記事では示している。

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