イチローは「現時点で引退しても100%殿堂入り」 米メディアが分析

「現役選手で絶対、確実な殿堂入り選手」はプホルスとの2人のみ

 ヤンキースからフリーエージェントとなっているイチロー外野手が、現役選手としてはわずかな「絶対、確実にメジャー殿堂入りする名手2人」に選出されている。米テレビ「CBSスポーツ」が「現役選手で絶対、確実な殿堂入り選手はほとんどいないが、近い選手は何人か存在する」との見出しで報じ、引退後の栄誉を受ける可能性のある名手をポジション毎に挙げている。

 捕手部門はカージナルスのヤディアー・モリーナ、ツインズのジョー・マウアーがノミネートされた。記事では、モリーナがまだメジャー11年のキャリアながら、オールスター6回、ゴードルグラブ7回、MVP投票でトップ5に2度選出されていることを紹介。ワールドシリーズに4度進出し、2度の世界一に輝くなど、個人としてもチームとしても抜群の成績を収めていることにも触れ「あと2、3年間の活躍」という条件付きで殿堂入り確実と分析している。

 マウアーは、打率3割1分9厘、出塁率4割1厘、長打率4割5分9厘、MVP1度、首位打者のタイトルを3度獲得していることに言及。捕手としては際立った成績だが「過去のキャッチャーの殿堂入りの例から打撃成績を少し伸ばす必要がある」と指摘している。

 一塁手部門はエンゼルスのアルバート・プホルスとタイガースのミゲル・カブレラがノミネートされた。

 プホルスは「現時点で引退しても殿堂入りできる2人のうちの1人」と予想されている。500本塁打、1500打点、1500得点、二塁打500本などの偉業をすでに達成しており、MVPに3度、世界一2度、新人王にも選出されていることから「殿堂入りのキャリアはすでに完成している」と絶賛されている。

 一方、現役最強打者と称されるカブレラは、殿堂入りに関して「近い」と分析されている。MVP2度に三冠王と、すでに最高のタイトルを獲得。ただ、現時点で2186安打、二塁打464本、390本塁打、1369打点、1165得点となっている通算成績を上げる必要があると指摘されている。「あと2年間怪我せずに活躍すれば、殿堂入りという状況」だという。

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