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武者修行が飛躍を後押し? 中日・又吉は「2年目のジンクス」を破れるか

中日・又吉克樹投手は過去の先輩に続くことができるのか。ドラフト2位で入団した昨季は67試合に登板し、防御率2.21。9勝1敗2セーブ、24ホールドと獅子奮迅の活躍を見せた。

中日

過去に多くの選手が飛躍のきっかけをつかんだドミニカのウインターリーグ

 中日・又吉克樹投手は過去の先輩に続くことができるのか。ドラフト2位で入団した昨季は67試合に登板し、防御率2.21。9勝1敗2セーブ、24ホールドと獅子奮迅の活躍を見せた。今季は「2年目のジンクス」との戦いになるが、さらなる飛躍を後押しするデータもある。

 又吉はこのオフ、ドミニカ共和国でのウインターリーグに参加した。米大リーグの一流選手も名を連ねるレベルの高い環境で、17試合に登板して防御率1.69。フル回転したシーズンの疲労の蓄積は心配されるが、それ以上に自信につながったはずだ。

 中日では、落合GMが監督を務めていた2006年からの4年間、同国のウインターリーグに若手投手を中心に派遣してきた。華々しい活躍で参加期間の延長を打診された選手もいれば、登板機会をほとんど得ることができなかった選手もいる。だが、そこでの成績に関わらず、山井大介、浅尾拓也、吉見一起、中田賢一、小林正人、高橋聡文、山内壮馬ら多くの選手が、のちの飛躍のきっかけをつかんできた。

 現地で経験できるのは、レベルの高い打者との対戦だけではない。ボールや気候、言葉の壁など環境への適応力。参加している様々な国の選手から技術を盗み、アドバイスを求めることもできる。2007年に参加した小林正が、2013年のオフに「勉強のため」と視察を目的に自腹で留学したほど、得られるものは大きい。

 又吉は球団では5年ぶりの派遣選手となった。2006~2009年の4年間は複数選手を派遣していた中で、単身で乗り込んだ武者修業。球団の期待を感じ、より厳しい状況の下でプレーしたことは今後の野球人生の糧となるはずだ。ドミニカでスケールアップしたサイド右腕の躍動を楽しみにしたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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