イチローが高卒で渡米していたら? MLB公式サイトが現在3504安打と試算

「もしもの世界」のイチローは、2000年まで年間180安打?

 一方で、ケン・グリフィー・ジュニアやアレックス・ロドリゲスが打率トップ10入りした1998年のマーリンズでは、リードオフマンを務めたジョーイ・コーラやグレナレン・ヒル、ロブ・デューシーといった面々の功績が大きかったことから、安打数に関しては「控えめに、イチローは年間180本の安打を稼いだと仮定しよう」と結論付けた。

 1997年途中からの120本と1998年から2000年までの年間180本で、合計660本が現在のメジャー記録である2844安打に加算され、イチローは「控えめ」に計算して通算3504安打で2015年を現役のまま迎えている……というのが「CUT4」で想定された「もしもの世界」でのイチローの姿だ。

 もちろん、これは仮定の話。高卒でマリナーズに入団しても、イチローはもっと早い段階でメジャーデビューを果たしていたかもしれない。現時点で、4122本よりも多くのヒットを打っていた可能性は十分にある。もしくは、厳しいマイナーリーグの中で輝く才能を見出してもらえず、デビューはこの記事の想定よりも遅くなっていた可能性だってある。また、試算されたメジャー通算3504安打と、日米通算4122安打のどちらに価値があるのかも、実際には考えが分かれるところだろう。

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