マリナーズ史上最高の契約にイチロー 「数えきれないハイライトを見せた」

球団史上最高の選手はイチローも憧れたグリフィー

 逆に「最悪なチーム」とされているのは2010年。チームは貧打に苦しみ、得点数や安打数といった打撃に関するあらゆる数値が最下位だったという。

 特集では、打線が力投を続けたエースのフェリックス・ヘルナンデス投手を見殺しにしていたことを指摘。ただ、マリナーズは過去11シーズンで95敗以上喫しているために、どのシーズンが最悪なのか「議論の余地は確かにある」としている。ちなみに、「最高投手」は今年殿堂入りした「ビッグ・ユニット」ことランディ・ジョンソン氏ではなく、現役のヘルナンデスが選出された。

 また、「最高選手」はケン・グリフィー・ジュニア氏で「エドガー・マルティネスか、イチロー・スズキも最高選手という疑問もあるが、私はジュニアを選ぶ」と言及。19歳のルーキーシーズンから11年間マリナーズで活躍した名手ケン・グリフィー・ジュニアが、10度連続でオールスター出場とゴールドグラブを獲得したことを紹介している。来年に有資格1年目での殿堂入りが確実視され、イチローも憧れていた英雄を選んだ。

 さらに、「最高の若きスーパースター」には、1994年から2000年までプレーしたヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手が選ばれた。18歳から24歳まで所属していたAロッドが、圧倒的な打席成績だけでなく、遊撃手としても守備も秀逸だったことを評価。「数字だけでなく、笑顔やカリスマ性で誰からも愛された。今では、全く違う人間になってしまったように思える」と、禁止薬物使用問題などでイメージダウンしてしまった現在の姿を嘆いている。

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