各球団のスコアラーが早くも警戒 「007」の目に留まった新加入の選手は?

キャンプでの動きに攻略へのヒントが隠されている

 パ・リーグの主役になりそうなオリックスは、DeNAから移籍してきたトニ・ブランコ内野手。スコアラーたちは「キャンプから軽快な動きを見せている。なかなかやりそうな雰囲気がある」と話しており、練習も手を抜くことなくしっかりとやっているという。元気な姿に首脳陣もひと安心のようだ。小谷野、中島といった移籍組は、他球団スコアラーの視線の的になっている。

 巨人の新外国人投手、アーロン・ポレダは9日のフリー打撃に登板し、存在感を見せた。寒い気温の中で本来の調子は発揮できなかったが、198センチの身長から投げ下ろすストレートは威力十分。打者はボールの速さを感じ、他球団のスコアラーも「本調子になったら簡単に打てないだろう」とその球の威力に視線を送っていた。球速はもっと上がっていくと予想されている。

 これからオープン戦が始まってくれば、より明確に選手の特徴が分かってくる。ただ、キャンプのような練習の動きには、攻略、対策へのヒントが隠されている。今日もスコアラーたちは目を光らせている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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