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【小島啓民の目】野球上達の第一歩 「ものまね」が秘める効果とは

こんにちは、小島啓民です。ここまで全4回。野球選手による技術向上のお手伝いになればと思い、連載を書かせていただいていおります。今回のテーマは野球選手ならば誰もが1度はトライしたことがある「ものまね」についてです。

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「ものまね」は技術習得の近道

 こんにちは、小島啓民です。ここまで全4回。野球選手による技術向上のお手伝いになればと思い、連載を書かせていただいていおります。今回のテーマは野球選手ならば誰もが1度はトライしたことがある「ものまね」についてです。技術習得の近道は、他人のものまねが最適です。

 もちろん、ものまねをするのに最適な対象を選択しなければ、悪い方向に行くことは説明する必要もないでしょう。私が社会人野球・三菱重工長崎の監督時代に、長らく4番を務めた私の後継として、伊藤大輔(長崎県産まれ、福岡大学付属大濠高校?法政大学出身)という選手を獲得することができました。法政大学でも4番を務めた経験もあるサラブレット的な選手で、プロ野球界に進んでもおかしくない逸材でありました。

 1年目の都市対抗予選から4番を任せ、英才教育に入ったのですが、社会人野球はそれほど甘くなく、なかなか結果が出ない日が続いていました。打者を育てることに対しての自信はある程度もっていましたので、色々な指導をしましたが、どうも上手くいかず、ジレンマも抱えていました。選手、指導者ともに悶々とする中、伊藤選手の1年目のシーズンが終わりました。

 そして真価を問われる2年目のシーズン。1年目と同様、なかなか指導の結果も出ない日が続きました。そのような中、ある時、ふと「ものまねは上達の早道」という言葉を思い出しました。

「そうだ、これだ」

 そう考えた私は今までの付きっ切りの指導から自分で考えさせる指導へと切り替えようと思い、ものまねをさせようと考えを改めました。

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