緊急入院で心臓治療のジャイアンツ監督が無事退院 「もう準備できている」

昨季世界一の名将ボウチー監督が順調に回復、22日にチーム合流へ

 青木宣親外野手が所属するジャイアンツの名将ブルース・ボウチー監督(59)が19日(日本時間20日)に心臓のステント治療を終えて無事に退院し、22日(日本時間23日)にチームに再合流する予定であることが明らかになった。MLB公式サイトが報じている。

 ここ5年間でジャイアンツを3度、ワールドシリーズ優勝に導いた名将はアリゾナで行われるスプリングキャンプスタート前の18日に身体検査を受け、翌19日にバッテリー陣の練習を指導。その後に体調が悪化し、ジャイアンツがトレーニングを進めているスコッツデールスタジアム近くの病院に緊急搬送されたという。

 心臓の血管の拡張をするため、ステントという網目状の金属製の筒2つを埋め込む治療を受けたというボウチー監督は20日に退院と報じられている。「もう準備はできている」とメッセージを発表している。

 記事によると、ジャイアンツのスプリングトレーニングに招待選手として参加しているボウチー監督の息子ブレット投手は「すごく元気になっている」と語っているが、指揮官の父ガスさんが心臓発作で他界しているために、入院中はスタッフの緊張感も高まっていたようだ。 

 退院直後から指揮官はすでにワールドシリーズ連覇へ闘志を燃やしているようで、21日の練習で復帰しようとしたが、スタッフから制止されたという。ジャイアンツのベンチコーチのロン・ワタス氏は「彼には休養が必要。みんなしっかり休んでもらいたいと思っている。明日(21日)は打撃練習でピッチャー陣が投げるから、彼はここに来たがっていただろうけどね」と語っている。

 バスター・ポージー捕手がツイッターで「ボウチーが回復したと聞いて嬉しい。数日後に会えることを楽しみにしています」とメッセージを送るなど、事なきを得た名将の回復に選手も胸をなで下ろしている様子だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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