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【小島啓民の目】阪神・藤浪、巨人・杉内に見る投手の球速向上のポイントとは

プロ入りする前の子供たち、特にピッチャーをしている子がよく同じような質問をしているのを耳にします。「球を速くするためには」「強いボールを投げるためには」どうすればいいですか? と。

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「球を速くするためには」「強いボールを投げるためには」どうすればいい?

 プロ入りする前の子供たち、特にピッチャーをしている子がよく同じような質問をしているのを耳にします。「球を速くするためには」「強いボールを投げるためには」どうすればいいですか? と。指導者の方も明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。結論から言いますと、私は「体力をつけること」「体を強くすること」という点が言えると思います。

 先日、阪神タイガース対西武ライオンズのオープン戦で、タイガースの藤浪投手対ライオンズの森選手という大阪桐蔭高校の甲子園優勝バッテリー対決が実現したというニュースを見ました。オープン戦ですが、お互いにライバル心は旺盛のようで、負けたくないという気持ちが画面からも伝わってきました。

 軍配は、藤浪投手に上がりました。注目すべきは、全球ストレート勝負で、しかも157キロのスピードを連発したことでした。高校時代から150キロを投げていた藤浪投手ですが、年々、球速が上がってきているという感じがしています。

 技術的な進歩もありますが、飛躍的な体力の向上がスピードを上げた大きな要因であると自分なりに分析しています。高校を卒業して、5年間ほどは特に飛躍的に体力が伸びる期間であると経験から考えています。

 以前にも紹介しましたが、ジャイアンツの杉内投手も三菱重工長崎での社会人野球時代に飛躍的な体力の伸びを見せました。ランニングや筋力トレーニング、当時は誰も行っていなかった加圧トレーニングなどを駆使して計画的な肉体の改造に必死で取り組んだ結果であったと考えます。

 高校時代は、アベレージで135キロぐらいだったスピードが、社会人2年目(20歳)では143キロ程度、MAXは150キロ近くまで上がりました。特に投球フォームを大きく修正していないので、杉内選手の場合は、体力の向上が技術向上(球速アップ)に大きく影響を及ぼしたと言えるでしょう。

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