21日開幕の選抜高校野球 スターが誕生する春の聖地でプロ注目の7人は?

東北勢悲願の初優勝へ向け、期待がかかる仙台育英の平沢

〇柘植世那(3年・健大高崎) 捕手/176センチ、78キロ/右投右打

 捕手として、今大会で注目したいのが柘植だ。経験に左右されるポジションながら、持ち前の強肩強打で1年秋からレギュラーを務める。昨夏は5番と主軸を託され、甲子園4試合で18打数8安打、打率4割4分4厘とハイアベレージを残し、8強入りに貢献した。先輩にも物おじせずにモノを言える性格で、今年は主将を務める。強いリーダーシップにもスカウトが目を光らせる。

〇平沢大河(3年・仙台育英) 内野手/176センチ、71キロ/右投左打

 みちのく屈指の名門でショートを任される逸材。50メートル6秒2の俊足に遠投105メートルの強肩を併せ持つ。左右にうまく打ち分ける巧打者で、昨秋の明治神宮大会決勝で2ランを放つなど、ここ一番での勝負強さは一級品。派手さはないが、走攻守3拍子そろった玄人好みのプレーヤーだろう。チームとしても東北勢悲願となる初優勝がかかり、背番号6への期待は大きい。

 いずれも、プロがチェックしている注目の選手たち。ネット裏には大挙してスカウトが押し寄せる。その眼力でどんな原石を見いだすのか。チームの勝敗とともに、ファンの楽しみの一つになる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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