熾烈、ソフトバンクの開幕1軍争い 猛アピールした3投手とは

飯田もキャンプで急成長した1人、“勝利の方程式”に組み込まれる可能性も

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ソフトバンク・飯田優也【写真:編集部】

○飯田優也

 昨季途中に育成契約から支配下契約となった飯田も、キャンプで急成長を遂げた1人。昨季の先発から今季は中継ぎへと配置転換されたが、オープン戦7試合で12奪三振と強烈なインパクトを残した。失点もわずかに1。キャンプ中に五十嵐亮太が、ふくらはぎの張りを訴えて出遅れており、その五十嵐に代わり、勝利の方程式に組み込まれる可能性が高い。

○エディソン・バリオス

 バリオスは、オフに育成契約となったが、開幕前に支配下契約となることが確実。こちらもオープン戦8試合で失点はわずかに1。150キロ前後の真っすぐに加え、変化球でもストライクが取れる制球力が、工藤監督、佐藤投手コーチらに高く評価されている。

 この戦力だと左腕が森福、嘉弥真、飯田と3枚おり、バランスも悪くない。リリーフ8枚を登録する可能性もあり、その場合は試合でこのうちの誰か1人ないし、野手1人を出場メンバー25人から外すことになる。いずれにしろ、開幕2カード目には1枚が削られ、7枚となる。その1枚は、開幕から数試合でふるいにかけられるのだ。

 出遅れている五十嵐も、既に実戦復帰を果たしており、4月下旬には1軍へと戻る体制を整えられる見通し。開幕1軍をつかんでも、熾烈な競争が常に待ち受けているソフトバンクのブルペン陣。若き力がその競争を勝ち抜いた時、投手王国へと1歩近づくことになる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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