熾烈な争いで猛アピール ソフトバンク開幕1軍に食い込んだ若手野手5人

首脳陣から高い評価を受けている牧原

 拓也は同じ10年のドラフトで指名されたが、それは育成ドラフト。しかも6巡目。3年目の13年11月になって支配下登録された。昨季は斐紹の出遅れもあって春季キャンプからA組に加わり、同期より早く初の開幕1軍に食い込んだ。武器は同じく肩。身長170センチと小柄ながら軽いフットワークもあり、2年連続の開幕1軍となった。

 内野手では高田と牧原が開幕1軍の座をつかんだ。首脳陣の評価が特に高いのは5年目を迎える牧原だ。

 11年に育成ドラフトで入団し、12年6月に支配下登録された牧原は172センチ、68キロと小柄ながら、俊足と巧打を武器とする。昨季はウエスタン・リーグ新記録となる通算120安打で最多安打、打率3割7分4厘で首位打者のタイトルを獲得した。21U野球W杯では日本代表の主将も務め、大会ベストナインに選ばれた。

 遊撃を初めとする内野の守備には定評があったが、今季から外野にも挑戦。その外野でも早速、高い守備力を発揮しており、代走や内野起用だけでなく、外野の守備固めの要員としても重宝されそう。幅を広げたユーティリティープレーヤーとして期待されている。

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