指揮官も黒田の白星に笑顔 「初登板で1勝を挙げてくれて心からうれしい」

「黒田がどれだけ重圧を背負ってマウンドに立っているか分かっていた」

 メジャーリーグから8年ぶりに広島に復帰した黒田博樹投手が29日、2740日ぶりに日本で白星を挙げた。マツダスタジアムでのヤクルト戦で今季初先発し、7回5安打無失点、5奪三振、1四球の快投を見せた右腕を緒方孝市監督も絶賛している。広島は2?1で勝利した。

 試合後、テレビインタビューを受けた指揮官は「今日は黒田が初登板で1勝を挙げてくれて心からうれしい」と大きな1勝を喜んだ。

 本拠地は超満員で埋まり、黒田の1つ1つのプレーに対して大歓声が送られた。今季、プロ野球で最も大きな注目を浴びる男の復帰戦に、日本中から熱視線が注がれた。その中で右腕が結果を残し、チームとして白星を掴んだことに緒方監督も胸を撫で下ろした。

「本当に結果的に勝てて良かった。絶対に勝たなければ試合だった。黒田がどれだけ重圧を背負ってマウンドに立っているか自分は分かっているつもりだった」

 黒田にとって、そして広島にとってあまりにも大きな1勝だった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

CATEGORY