巨人ルーキー高木勇が55年ぶり快挙 初勝利に苦労人はお立ち台で思わず涙

お立ち台で「今まで頑張ってきて本当に良かった」と涙、「どんどんいっぱい勝ちたい」

 高木は6回に代打の飛雄馬にタイムリー3塁打を許し、1点を返されるも、その後は無失点で抑えた。力投を見せた右腕はその後、勝利投手の権利をもって降板。巨人はその後、救援陣が大量リードを守り抜き、白星を飾った。

 三菱重工名古屋で社会人野球を7年間経験した高木は毎年のようにドラフト候補に挙がりながら、指名がなかったが、昨季ドラフト3位指名を受けて念願のプロ入り。苦節7年。25歳のルーキーがうれしいプロ初勝利を挙げた。

 試合後には初のヒーローインタビューにも臨み「こんなに気持ちいいとは思わなかったです!」と笑顔。大歓声を浴びた。

 しかし、プロ入りまで時間がかかったことを聞かれると、思わず感極まって涙。「ちょっと……」と話してから声を詰まらせ「今まで頑張ってきて本当に良かったです」と言葉をつないだ。

 さらに、これまでお世話になってきた人たちへのメッセージを求められた時も最初は言葉にならず、少し間を置いてから「本当に今までありがとうございました。これからも頑張ります」と話した。

 巨人では55年ぶりの快挙となったことついては「本当に光栄なことで、どんどんいっぱい勝ちたいです」と宣言。「次も投げさせてもらえるなら、しっかりと自分らしいピッチングをしたいと思います。応援、お願いします」とファンに呼びかけていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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