優勝候補のオリックス、なぜ開幕3連敗?

際立ったブランコの不振、補強組が加わった強力打線が機能せず

 1996年以来の悲願のリーグ制覇を果たすべく2015年シーズンをスタートした森脇オリックス。だが、敵地・西武プリンスドームで行われた西武との開幕カードはまさかの3連敗。優勝候補の呼び声高いチームの船出は苦しいスタートとなった。

 3月27日の開幕戦は来日3年目で初の大役となったディクソンが7回1失点の好投を見せるも打線が沈黙し0-1。28日の第2戦。前夜に続き打線がつながらず、わずか4安打で0-2と2試合連続の完封負け。開幕から2戦連続の完封負けは阪急時代の1988年以来、実に27年ぶりの出来事だった。

 そして29日の第3戦はドラフト1位左腕の山崎福が3回途中KOとホロ苦いデビュー戦となり4-5。

 3連敗の原因の一つは中島、ブランコ、小谷野といった補強組が加わった強力打線が機能しなかったことだ。第1、2戦は5番・ブランコ、6番・T-岡田、7番・小谷野がいずれもノーヒットに終わった。

 その中でもブランコの不振が際立った。開幕戦では6回1死二、三塁で迎えた第3打席で遊飛。第2戦では初回2死一、三塁で捕邪飛とチャンスで1本が出ずチームは敗戦。シーズン前に痛めた左膝が完全に完治しておらず本調子にはほど遠いのが現状だ。

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