マリナーズが岩隈らの負担軽減へ先発6人制導入も PO進出への”秘策”に?

岩隈にも恩恵?「ヒサシ・イワクマにとっても同じことが言える」

 記事ではこのように指摘。マクレンドン監督が昨年、ヘルナンデスの完投試合後に余計に1日休養を与える対応策をしたことにも触れ「その結果、キングはメジャー最高防御率2.14を記録し、9月の先発6試合では防御率1.66をマークした。10月まで彼をフレッシュな状態に保つには微調整が必要だ」としている。

 そして、岩隈も恩恵を手にできる。記事では「ヒサシ・イワクマにとっても同じことが言える。14年間のプロ生活で年間201回2/3を投げたことは一度しかない」と分析している。

 メジャーでは近年、投手が肘の靭帯損傷によるトミー・ジョン手術を受けるケースが急増しているため、先発6人制の導入を検討する球団も出てきている。田中将大投手の所属するヤンキースは、4月17日のレイズ戦から5月17日のロイヤルズ戦にかけて31日間で30試合を戦うため、この期間に先発6人制の導入を検討している。

 人材豊富な先発陣を最大限に活用し、POでの躍進に向けてヘルナンデス、岩隈ら実力者の負担をコントロールできる。先発6人制はマリナーズ躍進の“秘策”となりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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