イチローがマーリンズにもたらす「ダイナミズム」 マ軍監督「ワクワクする」

「我々は彼が容易に適応しているかを目の当たりにした」

 この日、イチローは守備でも魅せた。7回裏からマルセル・オズナの代わりにセンターの守備に就き、ジョン・ジェイのヒット性の当たりをスライディングキャッチした。

「代打は難しい。私もかつて経験したが、簡単ではない。7、8回までベンチに座り、守備固めということもある」

 レドモンド監督もそう話すほど困難な役割の中で、イチローは着実に結果を残している。

 また、指揮官は「精神的に準備しなければいけない。彼はどんな状況がやってこようとも素晴らしく準備できている。彼が試合に対してそこまで神経を配り、実際に入るかもしれない状況を理解していることは監督としては喜びだ。我々は彼が容易に適応しているかを目の当たりにした」ともコメントしており、ベンチで集中力を研ぎ澄ますイチローの流儀に感銘を受けた様子だ。

 記事でもその存在価値に言及。「イチローの役割はオールスターに連続出場した時代から減少したように思えるが、彼のクラブハウスでの重要性は地味なものではない。多くのチームメートと信頼関係を築いている」と伝え、「イチローが火曜日に示したように、状況に応じた打撃の重要性を彼は若きマイアミのチームに指導することができる」と周囲にも好影響を与えうるベテランを評価している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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