巨人が対阪神1000勝 「捕手・阿部」の決勝打で連敗を4で止め、最下位脱出

新外国人ポレダが来日2登板目で初勝利、8番・村田も奮起

 巨人が東京ドームでの阪神戦に9-5で快勝。連敗を4で止め、対阪神戦は節目の通算1000勝目(67分778敗)とした。片岡が昨年に続きシーズン初安打で初ホームランをマーク。前日に捕手復帰した4番・阿部が勝ち越しタイムリーを放ち、先発の新外国人左腕、アーロン・ポレダは6回3失点で来日2登板目で初勝利を挙げた。

 ポレダが立ち上がりから好投。初回は150キロ超えの直球などで三者凡退に抑えた。2回も1安打を浴びながら無失点で、3回は再び三者凡退。制球が定まらず、5回6安打2死球で4失点(自責3)で敗戦投手になった3月28日のDeNA戦とは別人のような好投を見せる。

 一方、巨人打線は阪神先発・岩田の前に1、2回と無失点に抑えられていたが、3回に目を覚ます。開幕7試合で打率1割5分4厘と不振にあえぎ、8番に降格した村田が1死からレフト前ヒットで出塁。坂本のレフト前ヒットも出て2死一、二塁とすると、片岡が今季初安打となる3ランをレフトスタンドに叩き込み、リードを奪った。

 4回、阪神は四球とポレダのボークで1死二塁とすると、ゴメスが一邪飛に倒れて2死となってから、マートンがレフトへタイムリー。1点を返した。

 6回、阪神は1死二、三塁とすると、マートンが右翼フェンス直撃の2点二塁打。ついに同点に追いついた。しかし、続く新井はサードゴロに倒れると、梅野はスライダーで空振り三振。踏ん張ったポレダはガッツポーズを繰り出した。

 その裏、巨人はすぐに突き放す。1死一、三塁とチャンスを作り、打席には前日から捕手に復帰した4番・阿部。外角への変化球を巧みなバッティングでライト前に運ぶタイムリーで、再び1点を勝ち越した。

 続く代打・金城もセンター前に運んで満塁とし、岩田をマウンドから引きずり下ろす。高橋由は2番手のルーキー石崎から押し出しの四球を選んで追加点。亀井は浅い中飛に倒れたものの、村田も四球で1点を加えた。さらに、ポレダの代打・中井は一塁内野安打でこの回4点目。坂本はレフトへの2点タイムリーを放ち、一気に6点差とした。

 阪神は7回、巨人の2番手・笠原から上本が2ランを放ち、4点差とする。

 しかし、3番手のマシソンは8回を三者凡退と快投。9回は山口が締めて9-5で快勝し、連敗を4でストップ。最下位を脱出した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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