ソフトバンクの深刻な捕手事情 支配下登録となった細山田がチーム救う?

不運が続いたソフトバンクの捕手陣

 正捕手の細川が宮崎キャンプ中に右手親指を骨折し、現在は復帰へ向けてリハビリ中となっている。そして、次代の正捕手候補として期待されている斐紹は、今季初先発だった開幕3戦目のロッテ戦(29日、ヤフオクドーム)で左ひざを負傷。検査の結果、左膝内側側副靱帯の部分断裂と診断され、長期離脱を余儀なくされた。

 オフの合同自主トレ中に腰を痛めたルーキーの栗原は、まだ2軍戦にも出場していない。実質、1軍でプレー出来るのは鶴岡、高谷、拓也だけになった。

 ソフトバンクは、4月2日のオリックス戦(ヤフオクドーム)で先発の東浜を登録する枠を空けるために、捕手の枠を1つ減らさざるを得ず、拓也の登録を抹消。4月7日からの週は4試合しかなく、東浜は“投げ抹消”となるのだが、拓也は規則上、10日間は出場選手登録を出来ない。緊急事態に備える捕手3人体制に戻すためには、支配下選手を増やさなければならなくなったという側面があった。

 早大から2009年に横浜(現DeNA)入りした細山田。ルーキーイヤーから88試合に出場し、横浜の正捕手候補として期待されたが、2012年は1度も1軍に昇格できなかった。2013年には血行障害を発症。完治したものの、1軍に上がることなく、戦力外通告を受けた。その年のトライアウトの末に、育成選手としてソフトバンクに拾われた。

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