巨人ルーキー高木が開幕2連勝! 虎打線を2安打に封じ、チーム初完投初完封

チーム初完投初完封、虎打線ねじ伏せ、チームを連勝に導く

 巨人のドラフト3位ルーキー高木勇人投手(25)が5日、東京ドームで行われた阪神戦でプロ2試合目の先発に臨み、2安打完封勝利。圧巻の投球で虎打線をねじ伏せ、相手先発の藤浪に投げ勝った。今季チーム初完投初完封。3-0で勝利した巨人は連勝となった。

 前回登板のDeNA戦で、巨人ルーキーとして55年ぶりに開幕カードでの先発勝利を挙げた右腕。この日も初回から力投を見せる。鳥谷、上本、西岡といずれも内野ゴロに打ち取ると、2回は先頭のゴメスを空振り三振、マートンをセンターフライに切り取った。続く福留には四球を与えるも、江越を空振り三振に仕留める。

 巨人打線もルーキーを援護。2回、先頭の4番阿部がライト前ヒットで出ると、セペダは四球。井端の送りバントで1死二、三塁とすると、藤浪のワイルドピッチで先制。亀井も犠牲フライを放ち、この回2点を奪った。

 リードを得た高木は3回、梅野に初ヒットを許すも無失点に抑え、4回、5回と三者凡退に切って取る。

 6回には先頭の梅野に死球を与えるも、阪神は続く藤浪が送りバントを失敗。1死一塁で高木は鳥谷をショートへの併殺に打ち取る。7回も3人で料理し、相手に反撃のきっかけを与えない。

 その裏の攻撃で亀井が今季3号となるソロ弾をライトスタンドへ運び、貴重な1点を加える。

 8回も三者凡退で仕留めた高木は9回もマウンドに上がり、2死から鳥谷に二塁打、上本に四球を許すも、後続を断ち、見事完封勝利。9回を2安打7奪三振3四死球と完璧な内容。ルーキー右腕がチームを連勝に導いた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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