田中は変化球に依存? 米メディアが伝えた投球内容の変化とは

昨季からファストボールの割合が減少した開幕戦

 開幕戦で敗戦投手となったヤンキースの田中将大投手に関し、変化球への依存度の高まりを裏付けるデータが米国内で報じられている。

 ESPNのインフォアンドスタッツのケイティ・シャープ記者は自身のツイッターで、田中が6日(日本時間7日)のブルージェイズ戦で4回まで投げた82球中、フォーシームはわずか6球で、この日の投球の7・3パーセントだったと解説。田中のメジャー登板試合で最少の割合だったとしている。

 一方、米メジャー専門のシンクタンク「ベースボール・プロスペクト」の野球データサイト「ブルックス・スポーツ」は、田中が昨季、フォーシームが21・3%、ツーシームが19・5%、スプリットが25・8%、スライダーが21・4%だったのに対し、開幕戦ではフォーシームが6・1%、ツーシームが26・8%、スプリットが30・49%、スライダーが31・7%だったとしている。

 昨年40・8%を占めたファストボールの割合が、開幕戦では32・9%へと下がり、スライダーとスプリットへの依存度が高まった投球だったことがデータからは見て取れる。

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