1年半ぶり本塁打に上機嫌のAロッド 「ベース一周にグーグルマップが必要」

「今年、私がやることはすべてサプライズになるかもしれない」

 復活の1号に、ベンチで見守っていたジョー・ジラルディ監督も絶叫。指揮官がハイタッチでAロッドを迎え入れると、選手は全員がハイタッチで迎え、登板日ではなかった田中将大投手も祝福した。

 この日は「2番・DH」で先発し、3打数1安打、1本塁打、1打点、1四球。今季、これまでの2試合は「7番・DH」だったが、キャリアでは遊撃手と三塁手として活躍してきたAロッドは「スプリングキャンプ中にも話したけれど、今年、私がやることはすべてサプライズになるかもしれないね。自分自身にとっても時に驚きなんだ」と語った。キャンプ中は人生初の一塁手を実戦でテストされ、巧みなグラブ捌きを見せるなど、センスを見せつけていた。

 本来の三塁には、チェース・ヘドリー内野手がスタメンで出場しているが、定評のあった守備面で凡ミスが続いている。三塁復活もあるかもしれない。禁止薬物使用問題のペナルティで1年以上、実戦から遠ざかっていたAロッドにはキャリアの危機が囁かれていたが、存在感はやはり飛び抜けているだけに、ジラルディ監督も今後は様々な起用法を見せるかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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