大谷が開幕3連勝! 7回無失点の好投、今年の開幕投手で唯一の3戦3勝

ソフトバンク戦で2安打9奪三振、今季初の無失点投球で防御率は1.37に

 日本ハムの大谷翔平投手が12日、敵地でのソフトバンク戦で今季3度目の先発マウンドに上がり、7回2安打無失点、9奪三振、4四死球の快投で3勝目(無敗)を挙げた。今年の開幕投手では12球団で唯一の3戦3勝。無失点は今季初で防御率1.37とし、チームを1-0の勝利に導いた。

 大谷は初回、内野安打と2つの四球で無死満塁といきなり大きなピンチを招く。しかし、内川は外角低めへの直球で見逃し三振。李大浩には154キロの直球を痛烈に弾き返されたが、ファースト中田のグラブにライナーで収まる。飛び出した一塁走者の柳田もアウトでダブルプレーとなり、大谷は無失点で切り抜けた。

 ここから二刀流右腕が立ち直る。2、3回は三者凡退。4回には内川に四球を与えたものの、李大浩、長谷川を空振り三振に仕留めた。

 一方、ソフトバンクの先発スタンリッジも走者を出しながら得点を許さず、投手戦となった。

 大谷は5回も2死から今宮にライト前ヒットを許したが、続く中村晃はライトフライ。6回は2死から内川に抜けたカーブで死球を与え、暴投で二塁まで進めたが、李大浩をスライダーで三ゴロに打ち取った。

 7回、日本ハムは2死から岡が四球で出塁。さらに二盗に成功する。ここでソフトバンクはスタンリッジから森福にスイッチ。しかし、中島卓がレフトへ値千金のタイムリー。ついに均衡を破った。

 大谷はその裏、長谷川、松田、高田をすべてフォークで3連続空振り三振に仕留める。ここで球数は111球に達し、マウンドを降りた。

 日本ハムは救援陣が1点のリードを守りきり、そのまま1-0で勝利。大谷に今季3勝目がついた。7回2安打無失点の大谷は防御率1.37とした。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY