“伝説のクローザー”リベラ氏が田中将大の復調を断言 「じきに良くなる」

「周りがどう見ているのかと、本人が実際にどう感じているかは全くの別物」

 メジャー歴代最多の652セーブを誇る元ヤンキースのマリアノ・リベラ氏が、不安定なピッチングが続く田中将大投手の復調を断言した。球速に頼らなくても、メジャー通算194勝を挙げた名投手を想起させる実力者だと語り、全米で大きな話題となっている球速低下は問題視していない。地元紙デイリーニューズが報じた。

「(田中は)じきに良くなる。私は自分の見たままを伝えるしかない。周りがどう見ているのかと、本人が実際にどう感じているかは全くの別物だ」

 メジャー歴代最多セーブ記録を誇り、田中が入団する前年の2013年シーズン限りで引退したヤンキースの“先輩”でもあるリベラ氏は、名門のエースという期待を担う後輩についてこう語ったという。復調を確信している様子だ。

 メジャー1年目の昨季序盤、田中はサイ・ヤング賞候補に挙げられるほどの圧巻のピッチングを続けていたが、7月に右肘靭帯部分断裂と診断され、約2か月半離脱。シーズン終盤に復帰して2試合に登板し、今年もキャンプでは慎重な調整を続けた。

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