田中将大の完全復活へ、手応え示すヤ軍首脳「正しい方向へ本当にいい一歩」

レイズ戦で今季2勝目、7回無失点の好投に女房役も「疑問の余地はない」

 ヤンキースの田中将大投手が、18日(日本時間19日)のレイズ戦で7回2安打無失点、8奪三振、無四球という圧巻のピッチングを見せ、2連勝を飾った。開幕から2試合は乱調だったが、周囲の不安の声を払拭する快投を女房役のブライアン・マッキャン捕手やジョー・ジラルディ監督が絶賛している。地元紙「ジャーナル・ニュース」が報じた。

 15打席連続凡退、ストライク率68%、クオリティスタート(6回以上を自責3以内)、そして、8奪三振無四球。

 マウンド上からオーラを放ち、サイ・ヤング賞最有力候補と呼ばれた昨季前半戦のようなピッチングをトロピカーナ・フィールドで見せつけた田中の復調について、女房役は太鼓判を押していた。

「彼は今夜、思うがままの野球ができたと思う。沈むボールと横に動くボール。好きな時にカーブでストライクを奪っていた。彼がヤンキースに来てから、しばらく続けていたことのように感じる。本当にそう思う。

 疑問の余地はない。このクラブハウスにいる誰もが彼の日々の準備を見ている。彼のやり方がどういうものかも見ている。みんな準備万端だということを知っているんだ」

 この日は冴え渡ったリードのみならず、4打数3安打2打点とバットでも田中を援護射撃したマッキャンはこう語った。ピンストライプの名門が今季の開幕投手を託したエースが復調したことを、自由自在な変化球を受けたミットから実感したようだ。

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