不振のマ軍、フロント陣が緊急会談もオーナーは監督の去就問題を明言せず

ローリア氏は監督去就について「宮殿の陰謀には興味がない」

 イチロー外野手の所属するマーリンズのオーナー、ジェフ・ローリア氏が成績不振で電撃解任危機と報じられたマイク・レドモンド監督と緊急会談を持ったと米メディアが伝えている。同オーナーは「宮殿の陰謀には興味がない」と語るに留まり、問題の去就については明言しなかったという。ESPNが報じた。

 21日(日本時間22日)のフィリーズ戦前の時点で、マーリンズは3勝10敗。ナ・リーグ東地区のプレーオフ争いのライバル、メッツには4連戦でスイープ(全敗)を食らった。地元紙マイアミ・ヘラルドは19日、レドモンド監督が解任の危機にあり、チームはメッツ3Aラスベガスのウォーリー・バックマン監督を後任候補にリストアップしていると報じ、米ケーブルテレビ局コムキャスト・スポーツネット・ワシントンもチームが危機的状況にあるとレポートしていた。

 ESPNによると、優勝候補の一角と評されたチームのよもやの不振で、ローリア氏はダン・ジェニングスGMとともに敵地シチズンズ・バンク・パークのオフィスで指揮官と面談を持ったという。

 注目の緊急会談後、ローリア氏は「私が言えることは1つだ。私は宮殿の陰謀には興味はない。我々は試合に勝たなければいけない。以上だ。(憶測は)何事とも一切の関係がない」とコメントしている。去就問題については明言せず、取り合わない姿勢を示したようだ。

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