報われないマエケン 5試合連続で「7回以上自責2以内」も1勝2敗

ここ2試合はいずれも0-1で負け投手に

○3月27日 ヤクルトとの開幕戦

 2年連続5度目の開幕投手を務めた。7回を投げて7安打5奪三振2失点。7回裏に代打が送られて交代した。試合は延長戦となり、勝敗つかず。降板するまでの援護は0点だった。

○4月2日 DeNA戦

 開幕戦同様、7回2失点。同点のまま降板したため勝敗つかず。5回に2アウトから失点するなど内容に不満はあったが試合は作った。試合は延長戦の末に敗れ、DeNAに3タテをくらった。援護は2点。

○4月9日 巨人戦

 エース・菅野との投げ合い、初回にもらった1点を守り切り、7回無失点。3戦目でようやく今季1勝目を挙げる。それでもスコアは1-0のスミ1。ギリギリの戦いだった。援護は1点。

○4月15日 ヤクルト戦

 8回1失点のナイスピッチングも味方の援護はゼロ。この投球内容で0-1で敗れ、初完投で負け投手になる。前の試合で投げ合った菅野のような気持ちを味わった。

○4月22日 巨人戦

 菅野のリベンジにあい、登板ゲーム2試合連続で0-1で敗れるという悲運。外角への変化球の出し入れなど制球も安定し、勝っていてもおかしくない内容だった。

 5試合で1勝2敗。防御率1・50という成績。打線とかみ合わず、勝ち星に恵まれていない投手はどのシーズンでもいる。経験豊富なマエケンは、バッターのせいにせず、自分の責任を背負うタイプの投手である。エースである以上は好投手たちと対戦することが多い。その相手に勝つことが真のエースととらえている。貧打は気の毒だが、更なる成長に向けた糧となることを願いたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY