イチローが日米通算1967得点目 王貞治氏の日本記録についに並ぶ

日本で658得点、米国で1309得点、世界の本塁打王にリードオフマンが並ぶ快挙

 マーリンズのイチロー外野手が本拠地でのナショナルズ戦で日米通算1967得点目をマーク。王貞治氏が持つ日本記録に並んだ。1-0で迎えた5回の第2打席で2死からショートへの内野安打で出塁すると、エチャバリアのヒットで二塁に進塁。ピッチャー・レイトスのセンター前への同点タイムリーで生還した。イチローは22日のフィリーズ戦で1得点をマークし、王氏の記録に王手をかけていたが、翌23日は無得点に終わっていた。

 イチローは日本で658得点、米国で1309得点をマーク。2006年の第1回WBCで監督を務め、イチローも尊敬する王氏に並んだ。

 868本塁打の世界記録を保持している王氏は、自らのバットで868回、本塁に還ってきている。それだけに、日米通算230本塁打のイチローがこの得点記録に並ぶのは、まさに偉業と言える。

 1967得点は、1番打者として、どれだけ多くのヒットを放って出塁し、時には盗塁し、チャンスを作ってきたかを表す数字。メジャーでは、01年にマリナーズでデビューしてから8年連続100得点以上をマークしていた。

 マーリンズはこの日、腰の張りを抱えていた正左翼手イエリッチの故障者リスト入りを発表。イチローは4試合連続先発出場で、4試合連続安打をマークした。第1打席はファーストライナーに倒れていた。

 イチローのヒットをきっかけに同点に追いついたマーリンズはこの回、一気に逆転に成功して2-1とした。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY