王氏超えたイチローに地元ファンも敬意 場内に「脱帽促すほど十分な歓声」

主砲スタントンも帽子を取ってイチローの記録更新を称える

 さらに、地元紙「マイアミ・ヘラルド」のマニー・ナバーロ記者も「イチローが記録を破ってから(守備のために)フィールドに戻ると、観客から温かい歓迎を受けた。スタントンは彼に向かって帽子を脱いだ」とツイッターで報告。北米プロスポーツ史上最高の年俸総額で球団と契約を結ぶ主砲も、イチローに敬意を表していたという。

 王氏とイチローは、2006年の第1回WBCで指揮官とチームリーダーとして日本を優勝に導いた。2人は強い信頼関係で結ばれており、イチローは王氏に敬意を抱いている。

「その時(2006年)以来、オフシーズンに毎年一回はたくさんお話しをする機会があります」

 イチローは現地メディアの取材に対して、王氏との関係をこのように表現したという。数々の偉業を達成してきた安打製造機にとっても、得点記録の更新は特別な瞬間となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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