マ軍7勝中、6勝がイチロー先発 正左翼手のヘルニアでさらに重要な存在に

DL入りのイエリッチは「膨隆型椎間板ヘルニア」、最短5月4日復帰は「最高の場合」

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椎間板ヘルニアが明らかとなったマーリンズのクリスチャン・イエリッチ【写真:田口有史】

 レフトのレギュラーであるイエリッチは現在、15日間の故障者リスト(DL)に入っている。「パームビーチ・ポスト」によると、マイアミでMRI検査を受けた結果、腰の張りは軽度の「膨隆型椎間板ヘルニア」だったことが明らかになったという。一般的に、「膨隆型椎間板ヘルニア」は椎間板の機能異常により飛び出した髄核が神経組織を圧迫し、痛みを生むとされている。

 最速で5月4日にメジャー復帰を果たすと報じられていたが、イエリッチは「それは最高の場合」と説明。記事によると、昨年6月にも同じような症状でDL入りするなど腰痛は持病化しており「イエリッチは現時点では違和感が続き、可動域は狭まっている状態と話した」と言及している。リハビリの進捗次第では、昨年のゴールドグラブ受賞者である23歳の新鋭の復帰が予定日より遅れることもありそうだ。仮に最短で復帰しても、イチローは5月3日のフィリーズ戦まで12試合連続で先発出場が可能となる。

 マイク・レドモンド監督は「彼(イエリッチ)には100%であることを確認したい。急がせる必要はない。まずは完治させて、シーズン終了まで彼を起用できる状態にしたい」と語っている。急がせる必要がない理由の1つには、イチローの活躍もあるだろう。今季、マーリンズで全試合に出場しているのはゴードン、エチェバリア、プラド、スタントンに加え、イチローの5選手となっている。

 5試合連続安打に加え、この日は今季2度目のマルチヒットをマークするなど状態を上げてきているイチロー。当面はレギュラーとしてチームに貢献することになりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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