大谷は開幕5戦5勝も5回降板に「申し訳ない」 27回無失点で防御率0.80に

右ふくらはぎつり降板するまでは快投、「状態良かった」も「5回投げきることに必死」

 日本ハムの大谷翔平投手が26日、本拠地でのオリックス戦に先発し、開幕5戦5勝とした。立ち上がりから完璧な投球を披露。3点リードの5回途中に足の異常を訴えたが、この回を投げ切って勝利投手に。防御率は0.80となった。日本ハムは3-1で勝利した。

 大谷は初回、西野、安達をいずれもフォークで連続空振り三振。続く糸井は154キロの直球で遊ゴロ。課題の立ち上がりで完璧な投球を見せた。

 すると、日本ハムは2死一塁から中田が右翼線に適時二塁打。幸先良く先制した。

 リードをもらった大谷は2回、カラバイヨをライトフライ、坂口、川端をいずれも一ゴロと2イニング連続の三者凡退。3回は小谷野をサードライナー、駿太をショートフライと簡単に2死を奪ったが、伊藤にはセンター前ヒットを浴びた。しかし、西野は追い込んでから外角低めへの156キロの直球で見逃し三振に仕留めた。

 4回は安達を右飛、糸井、カラバイヨをいずれもフォークで空振り三振に仕留めて三者凡退。さらに、5回は坂口、川端を連続二ゴロで簡単に2死を取ったが、小谷野に通算1000安打目となる三塁内野安打を浴びる。

 そして、駿太に2ボールから153キロのストレートでストライクを奪ったこところで、大谷に異変が生じる。右足を気にする素振りを見せると、ベンチから厚澤投手コーチが出てきて、状態を確認。大谷は治療のためベンチに下がった。

 その後、マウンドに戻ってきた大谷は、駿太を三ゴロに仕留める。勝利投手の権利を手にして、59球で降板となった。日本ハムは、大谷の降板について「右ふくらはぎをつったため、大事をとって交代いたしました」と説明した。

 この日は5回2安打無失点、5奪三振、無四球の完璧な投球を披露した大谷。27イニング連続無失点で防御率をさらに向上させ、0.80とした。降板後には「5回を投げきることに必死でしたが、このような降板となってしまい申し訳ない気持ちです。立ち上がりも含めて全体的に状態は良かったんですけどね」とコメントした。

 日本ハムはその後、4投手の継投でリードを守り、3-1で快勝。大谷は開幕5戦5勝となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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