阪神がヤクルトを3-1で下す 岩田は7回114球の粘投で嬉しい今季初勝利

ヤクルトは12安打も1得点とチャンスを生かせず

 阪神が首位ヤクルトを甲子園で迎えた一戦は、先発岩田が7回114球無失点の粘投で阪神が3-1で勝利した。ヤクルトは先発石山が6回3失点と試合を作ったものの、打線が岩田に10安打を浴びせながら、チャンスで得点を奪えなかった。

 1回裏、ヤクルト先発の石山は制球に苦しみ、1死から西岡、鳥谷に連続四球を与えてしまう。ここで4番ゴメスがレフト前へタイムリーヒットを放ち、阪神が1点を先制。さらに2死後、マートンがセンターへ運び、阪神が初回に幸先良く2点を先制する。

 阪神先発の岩田は、毎回ランナーを背負う苦しいピッチング。4回には1死から畠山にツーベース、続く荒木を歩かせて一、二塁のピンチを招くが、ここから中村を空振り三振、大引をショートゴロに打ち取り無失点で切り抜ける。

 すると阪神は6回裏、先頭のゴメスがヒットで出塁すると、パスボールと暴投で難なく三塁へ進む。1死後、マートンが今日二本目のタイムリーをライトへ運び、阪神が貴重な中押し点を挙げてリードを3点に広げた。

 阪神は8回から安藤、高宮、福原、呉昇桓と小刻みに繋ぎ、1点を失ったものの、リードを守り切った。

 岩田は7回114球を投げ10安打、2四球を許したが、要所を締めて無失点で今季初勝利。阪神は3連勝を飾った。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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