「工藤チルドレン」が存在感発揮 躍進する2人の若手野手

次代を担う可能性を秘める高田知季と牧原大成

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ソフトバンク・牧原大成【写真:編集部】

 ソフトバンクで若き力が育ってきている。次代を担う新たな力となる可能性を見せているのが内野手の高田知季と外野手の牧原大成の2人である。

 今季、工藤新体制下で、初の開幕1軍に食い込んだ2人。「工藤チルドレン」とも言うべきこの2人が、4月29日の日本ハム戦(札幌ドーム)を終えて26試合を消化した中で、存在感を発揮してきている。

 先にチャンスをもらったのは、昨季のウエスタン・リーグ新記録となる120安打、打率.374で最多安打と首位打者を獲得した牧原だ。開幕第2戦の3月28日・ロッテ戦(ヤフオクD)ではまず中堅の守備固めとして出場機会を得ると、4月5日の西武戦(西武プリンス)では「2番中堅」で初スタメンした。

 2度目のスタメン出場となった4月19日のロッテ戦(QVC)では今季初安打を放つなど、5打数3安打と、自身初の猛打賞を達成した。スタメンはまだ4試合。試合終盤の外野の守備固めや代走で起用が中心ではあるが、今のチームで必要な戦力になりつつある。

 そして、牧原から遅れること5日。4月2日のオリックス戦(ヤフオクD)で高田にもチャンスが巡ってきた。捕手・鶴岡の代打として今季初出場すると、いきなり左前安打。4月8日の楽天戦(コボスタ)では、不振の今宮を押しのけて「9番・遊撃」で初スタメン。この試合でも第4打席に中前安打を放ち、結果を残した。

 貴重な働きをしたのは、4月14のオリックス戦(京セラD)だ。1点ビハインドの8回、鶴岡の代打として打席に立つと、左前安打で出塁。その後、味方打線がつながり、内川の中前2点適時打で同点のホームを踏んだ。

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