1失点完投のDeNA久保 6回までは完全も「野球ではなく人生で運使いたい」

9回101球で2安打1失点、「野手が先に点を取ってくれてすごく楽に」

 DeNAの久保康友投手が4日、本拠地でのヤクルト戦で9回2安打1失点1本塁打の快投を見せ、チームを勝利に導いた。6回までは1人の走者も出さないパーフェクト投球。わずか101球で9回を投げ切った。久保の完投は、4安打無失点でヤクルトを完封した昨年9月9日以来。DeNAがヤクルトを6-1で下した。

 試合後、1本塁打を含む3安打3打点と活躍した4番筒香とともにお立ち台に上った久保は「ピッチングの内容というより、先に野手が点を取ってくれたんで、すごく楽になりました」と、まずは打線への感謝を口にした。

 6回までは1人の走者も出さない完全投球。期待が高まる中、7回先頭の山田に右翼席へのソロを浴びて快挙は逃したものの「僕、野球の方であまり運を使いたくないので、人生で運を使いたいと思います」と話し、笑いを誘った。

 観衆28954人の中での快投劇を「最高です」と振り返ったエース右腕。わずか101球での完投と持ち味を存分に発揮。最後は「お客さんがたくさん入っていると4番の筒香も燃えるんで、どんどん来てください」と話し、再び客席を盛り上げた。

 同率で並んでいたヤクルトを下して単独2位。まずは3連戦の初戦を制し、1歩リードした。4番の活躍で3連勝とDeNAが完全に流れをつかんだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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