巨人VS横浜DeNAの首位攻防3連戦が熱い 両軍徹底比較、見所は?

「月間MVP候補対決」&「古巣対決」

【抑え】

 DeNAの好調はクローザーの新人・山崎が安定している。現在12セーブはリーグトップ。0勝1敗12セーブ。4月22日から8試合連続セーブ中と絶好調。一方、巨人は今季から抑えに転向した澤村。2勝2敗10セーブと山崎に続き、リーグ2位タイ。

【月間MVP候補の激突】

 好調のチーム同士とあって、牽引する選手に期待がかかる。DeNAはここまで梶谷が打率3割2分1厘と好調。3・4月は3割3分3厘、1本塁打14打点10盗塁。先制打を放つ試合が多く、いかにこの選手が筒香の前に出るかどうかがポイントになる。巨人は新人の高木勇人が3戦目に先発予定。プロ初登板となった3月29日のこのカードで初勝利を先発で挙げている。現在5勝。そのうち4勝を3・4月で挙げている。2人の対戦にも注目。

【チーム打率トップは誰?】

 チーム打率はDeNAが中日に続き、リーグ2位の2割6分4厘。巨人は4位で2割4分3厘。個人成績では梶谷、筒香、バルディリスが3割3厘で3割超え。2割9分9厘の石川を入れ、打率10傑に4人いる。巨人は規定到達選手トップはリーグ14位の村田修一の2割6分9厘。不振でスタメン落ちしていた期間もあったが、猛打賞もあり復調モード。とはいえ、打撃の状態はベイスターズが上といえそうだ。

【注目選手】

 高卒の生え抜き選手が多く活躍するベイスターズにあって活躍が際立つのは19歳の新星・関根。6日のヤクルト戦では1-0の6回2アウト満塁から右中間を破る走者一掃三塁打で試合を決めた。開幕戦では9回に代打で登場し、澤村からプロ初本塁打を放つ思い切りの良いスイングに注目。巨人は前回のDeNA戦で負傷した亀井がフランシスコと入れ替わりで昇格が見込まれている。横浜に強い亀井の復帰が起爆剤となるか。

【古巣対決】

 DeNAを支えているのが昨季巨人にいた助っ人ロペス。3月28日の開幕カード2戦目では移籍1号を放ち、10-2の勝利に大きく貢献。梶谷、筒香、ロペスのクリーンアップは12球団最強ともいわれるほど、存在感が大きい。一方、巨人もFAで横浜DeNAから移籍の金城が怪我人が多い中、1番打者に14度起用され、4月15日のDeNA戦では移籍1号となる決勝3ランを放つなど、勝負強い。亀井の復帰や橋本、長野との兼ね合いでベンチスタートも予想されるが代打の切り札としての打撃も注目。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY